2018年8月8日水曜日

西日本豪雨災害ボラ活動(3)

災害ボランティアセンターから指示されたのは、連日報道され甚大なる被害が広範囲に渡った真備町の川辺地区でした。支援活動を行う側にしてみれば、やりがい100%の活動地域です。
高梁川は結構な川幅があって、この河川が氾濫したら、もっととんでもない事になってしまっていたと思います。
指示されたサテライトに向かう途中に見る田畑は、泥を被って茶色に染まって手付かずになっています。
どうやら、この河川がこの地域に甚大な被害をもたらした小田川みたいですが、ここで見ると氾濫して大暴れしたとはまったく思えません。
至る所に水没して使えなくなった家財道具が瓦礫となって積み上げられたさまは、東日本大震災で目にした光景とまったく同じでした。
瓦礫の撤去も始まっていますが、ダンプが通るたびに粉塵が舞い上がってマスクとゴーグルは必需です。
大型重機もフル稼働して瓦礫の撤去にあたっていました。
東日本大震災では直ぐに判別できた到達水位の痕跡が 川辺地区ではなかなかその痕跡が見つけられませんでしたが、ようやく見つけたお宅を見ると一階天井付近まで水位があった様です。

山形県からの遠征という事で、地元放送局も取材に訪れていました。
一晩かけてようやく支援現場に到着しました。
一人の熱中症を出さずに帰る事が、最大の命題と申し合わせて戦闘開始です。
現地サテライトのコーディネータがバスの到着を待っていてくれました。
ここからは徒歩で数分先にあるサテライトに向かいます。
地区の南山新田集会所がボランティアサテライトになっていて、ここでより具体的な派遣先が指定されます。
救護所も兼ねていて、スポットクーラーや大型ファンが設置され、看護師も常駐しています。
水分、塩分、氷をはじめ、作業工具も準備された前線基地です。
担当者からの説明を受けて戦闘開始です。猛暑ゆえに作業時間は3時間に厳しく制約され、20分の作業に10分の休憩が義務付けられたので、効率的な作業とチームワークが必須です。
5人3グループに分かれて個人宅に向かいます。

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