2023年2月6日月曜日

闘病日記(本番直前編)

もうここまで来たら、検査行為はありません。本番の準備行為だけになっています。

小生が患った病名は左下顎歯肉癌です。思いもよらない想像もしなかった癌に侵されてしまいました。先月の検査入院の結果、他への転移は無かったものの患部が思った以上に広がって骨まで浸食されていた事からステージⅣとなり顎骨のブロック切除とふくらはぎ腓骨を使った再建手術も行われます。耳鼻咽喉科、形成外科、歯科口腔外科の3科による合同手術になります。手術時間も12時間超に及び、術後は集中治療室(HCU)に24時間滞在するという2日がかりの大手術になります。

今日は、最後の麻酔科の問診と説明が終わり、いよいよ決戦の日を迎えます。

もう、診療はないと思っていたら、午後になって形成外科から外来呼び出しを受けました。

先の耳鼻科説明で患部の除去範囲が手術しないと判らない部分があって、最悪腓骨の切除範囲を広げる可能性があるため、切除範囲の設計変更でした。

更に夕方になって歯科口腔外科からも呼び出しを受け、先週から予告されていた上下の歯を金属ワイヤーで固定する施術を受けました。2時間かかって終わったのは18時過ぎになってしまい、局部麻酔の影響が残って最後の晩餐になる夕食はそしゃくがうまくできず無理矢理押し込むという悲しい晩餐になってしまいました。

明日は朝からの手術になり、その後はHCUや個室での寝たきり生活になるので、次回のブログアップは皆目判りません。2023年2月7日はこの後生涯忘れられない日になります。

次回のブログアップの時期は確定できません。相当先になる可能性がある事をお伝えして一旦このブログを閉じさせていただきます。
 

2023年2月5日日曜日

闘病日記(嵐の前の静けさ編)

大手術2日前の日曜は外来診察も休診になっていて静かな院内の日曜日を迎えました。
スタッフステーション脇の処置室で朝の診察が行われました。患部の観察を医学生に主治医が指導しながら行い、患部の拡張が見られるものの手術プランの変更はないとの所見で終わり、本日の医療行為は完了です。

午後から、東京に居る長男君とTV電話で術前最後の会話を交わしました。正月休みに説明した病状が大きく変わった事に動揺している様子でしたが、当の本人は平静を保っている事を伝えて東京から状況を見守ってもらう事にしました。

長男君も次男君も父親の大病に動揺している事を感じますが、今回の事で彼らは間違いなく成長すると思っています。

 

2023年2月4日土曜日

闘病日記(引導渡され編)

手術のイントロダクションを担う耳鼻咽喉科執刀医から手術の詳細家族説明があり、元気ママと次男君が同席して病棟面談室で行われました。

12時間超に及ぶ手術室滞在からそのまま集中治療室(HCU)滞在となる大手術になります。

それだけの大掛かりな手術になれば、完治して平常に戻れる訳がありません。何点かの障害が残ってしまう様です。

未だ、調べていませんが障害者に認定されるかもしれません。抗がん剤の投与はなさそうですが、退院しても数年に渡って通院が必要になりそうです。

悲しい事に今でも何ら症状がありません。痛いとか腫れているとか食欲運動いずれもふつう通りなのに大手術に及んで障害が残るという不条理にイマイチピンときてない自分がいます。

この説明が終わってから、手術に向けて看護グループの動きがにわかに活発になってきて準備が始まった様です。
 

2023年2月3日金曜日

闘病日記(本番準備着々編)

来週に控えた本番に向けて再入院2日目も着々と準備が進められていきます。

基本的に、朝の時点又は前日に診療予定が伝えられて予約票が渡されます。

外来と病棟の間で時間調整が行われて、時間になるとこの予約票を持って受付に向かいます。

本日の1番バッターは胸部X線撮影です。事前の時間調整がなされているので、受付をすると直ちに呼ばれます
続いて心電図も受付をすると待ってましたと言わんばかりに呼ばれます。

この2つの検査で僅か10分くらいで終わってしまいました。

最初に来た時にも手術に耐えられる循環器かを確認されましたが、いよいよ本番となって再確認の検査だった様です。

この日は、午後に口腔外科に呼ばれて口内の写真撮影と口内クリーニングを行ってもらって本日予定の診療終えました。

 

2023年2月2日木曜日

闘病日記(いよいよ決戦再入院編)

先月の検査入院から体制を立て直していよいよ決戦の再入院の日を迎えました。折しも強烈な悪天候の米沢は事故によると思われる大渋滞に巻き込まれ指定時間の受付が出来ない事も頭をよぎる中、高速道が順調であったことと高畠町から天候が回復して予定通りの受付を終えて病室までたどり着きました。

抗原検査に3時間隔離され陰性が確認されて無事に病人になりました。

この日は形成外科の主治医から再建手術の詳細説明が行われました。左足ふくらはぎの腓骨を皮膚と筋肉込みの切除を行い移植再建するという一体俺の体はどうなるんだという大手術が行われ、正味12時間の手術に加えて接合した血管の血栓監視を行うため集中治療室HCUに滞在して厳重な治療になる事が伝えられました。

普通に考えたら驚愕な手術ですが、ドクターチームが着々と準備が進められる中、どうにもならない状況に全てを受け入れるしかなく、全身麻酔で意識が無い中で進められるので大手術そのものより、術後の障害を気にかけている自分がいます・・・

 

2023年2月1日水曜日

この日は簡素に

昨日のガッツリラーメンだったので、入院を明日に控えたランチは少し控えめに蕎麦を嗜む為、南陽市のみずき庵にやってきました。
平日の昼時とあって店内には3組の先客がいましたが、その後続々と入店してきました。
連日のガッツリ系が続いたこともあって、同行した元気ママは小盛のもりそばと完全に控えめモード。小生は天ぷらせいろそばを入院前最後の一品にセレクトしました。
艶々の二八蕎麦は旨いし、普通天婦羅は蕎麦ダレと今日なんですが、ここは別個につけ汁が付くのが嬉しい。共用すると蕎麦が脂っぽくなっていけません。
天婦羅は海老、茄子、カボチャ、カブ、舞茸、サツマイモの6種。元気ママに大好きなサツマイモを差し上げました。
結構、イケるみずき庵さんでした。