2017年11月10日金曜日

自己修理

8年間に渡って使い続けている複合機でしたが、最近になって電源投入後にエラーが表示される様になってしまいました。
廃インク吸収パッドの吸収量が限界になってきている警告が出て、とりあえずは使えるもののヤバい状況が近づいている様子です。
ネットで検索すると完全エラーになると、プリント以外のスキャナー機能も含めて機能しなくなるみたいです。
早速、ネットからEPSONにメールコンタクトした結果、吸収パッドの交換修理が必要というものの、保全期限の5年を過ぎている為、対応を拒否されてしまいました。
最近のこの手の話では、本体購入が手ごろな割に、買った後のアフターサービスに不満を感じるのですが、例えばインクカートリッジの消耗が早い割に購入価格が高かったり、信頼性が良くて10年使えても5年で修理拒否されたりと、何か納得できないですね。
かくなる上は自分で何とかしようとネットを調べまくったら、先ずは廃インクのカウンターをリセットするソフトが安価で手に入る事を突き止めて、早速980円で入手してみました。
今回のエラー表示は満タンを検出しているのではなくて、廃インクの排出量をドット数でカウントしてエラーを出しているので、このドットカウンターをゼロリセットします。
廃インクリセットTOOLなるサイトはチョット怪しげな気配もありましたが、対応も早くて結果オーライでした。
リセットする前にドットカウンターをチェックしたら96%に達していたので、結構ヤバいレベルでしたが、無事0%にリセットできたので一安心です。

カウンターはリセットできたのはいいのですが、肝心の廃インクタンクも満タンになっていたら、今度は廃インクが溢れ出てしまう懸念があるわけで、今度はその心配が出てきたので、これまたネットを調べたら結構な方々が手順を公開していたので参考にしながら作業開始です。
先ずは背面のこのネジを外します。このネジがタンクを固定しているネジです。
底面の金属パネルの中に廃インクの貯蔵庫が潜んでいます
はめ込みを外して分離成功。
ぶら下がっているチューブからクリーニング時のインクや印刷時の余分なインクが排出されます。
そしてこの中央部のタンクを介して、周辺に張り巡らされたパッドに吸収されるので基本的には周辺に飛び散ったり漏れ出したりはしない構造にはなっています。
しかしこのパッドにも吸収量の限界はあるわけで、エラーが表示されるだけあって、相当のインク量になっていたので、やっぱヤバい状況だったみたいですね。
隔壁毎に分離したパッドは廃インクで満たされて感覚的にはタップンタップン状態でした。
お湯を流しかけながら含まれたインクを洗い流しましたが、これでもかというくらいインクが出てきて大変でしたが、程なくインクが無くなったら手のひらで軽く脱水して古タオルに並べて乾燥させます。
古新聞を間に挟んで、一晩乾燥させます。
昔、子供たちが夏休みの自由研究で押し花つくりをした事を思い出させる光景です。
さて、一昼夜かけて乾燥した吸収パッドの取付けです。
乾燥したパッドは潰されてしまってペナペナ状態なんで、ピンセットを使って広げながら再装着します。
ネット情報ではクッキングペーパーを折って潰れたパッドをすき間を埋めるアイデアが紹介されていますが、何れインクが吸収されて膨らむ事を考えれば、しない方がいいと思い何とかオリジナルパットだけで行いました。
カウンターもリセットできたし、廃インクも取り除けで万事OKです。
今回はメーカー修理を拒否されましたが、これをメーカーに依頼すると6千円くらいかかるらしいです。
これをやってしまうとメーカー保証対象外になってしまうらしいですが、どうせ対象外なんで、自分でやって大成功でした。

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