2014年9月16日火曜日

石巻到着

今回の二つ目の目的地である石巻市にやってきました。
最初に訪れた長男君が住んでいたアパートでは階段に残った津波の水位を示す痕跡が未だに残っていましたが、
目の前にあった住宅が取り壊されて6階立てのアパートがそびえたっていました。
通りすがりの石巻駅前は中心地という事もあって震災の痕跡もなく明るい雰囲気を醸し出しています。
日和山から沿岸部を見ると全半壊した建物や廃車も撤去され、雑草が生い茂っているものの、まるで造成地みたいになっています。
 一方、市街地側をみると被害のあった漫画館のある中洲は今では何事も無かった様に見えました。
 こうして家族でピクニックしている様子を見ても復旧が進んだことを思い知らされます。
 すぐ近くにある蛇の目寿司も店舗の規模は小さくなったものの元気に営業しているみたいです。
日和山を下りて門脇地区にやってきました。
震災で津波と火災に見舞われた門脇小学校は、全体がマスキングされてしまって校舎本体は見ることができません。
日本製紙はフル操業しています。
震災後、山ボラ隊の活動拠点として前線基地になっていた 美浦旅館も佇まいが質素になった雰囲気で、訪れた時には全然人気もなく、周囲の雑草も生い茂っていて、ほんとに営業してるの?と思ってしまったのですが、去年の活動で会った親方が激ヤセしていた事と重ね合わせて不本意な事を考えてしまって、帰ってからネットを確認したら元気にやっているみたいでした。
帰りの車中、長男君に運転してもらい助手席から仙台東部自動車道を見ていたら、震災後必ず目にしてきた津波で流されてきた車輛が見えなくなっていました。
収穫間近な稲穂の田んぼしか見ることができなくなった事からも震災からの歳月が経ったことを感じてしまいました。

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